クランクイン*

!モブルルR-18!

 
監視役から端末に緊急連絡があった。”餌”を見失ったという。
”餌”の名はルルーシュという。18歳の男子高校生である。少々サボり癖がある他は、特におかしな所は見受けられない普通の学生だ。特筆すべきはその容姿だろうか。背はあるのに華奢であり、端正な顔立ちもあって学園で人気がある生徒会副会長である。しかし、俺が新たに配属されたブリタニア軍機密情報局の任務は、ルルーシュを常に監視下に置き、来るべき獲物”C.C.”を捕えることにある。
そして今日、ルルーシュは”弟”を連れ授業を放棄し賭けチェスに赴き、――いつの間にかいなくなったらしい。あの監視役は暗殺能力には長けているが、はっきり言ってそれしか利用価値がない。”兄さん”にすっかり絆されてしまったようだ。ロロからの緊急連絡により、局員は総出で租界中を探しまわった。
そしてやっと見つけた対象はなんと悠々と夜の街にいた。小奇麗なバーの角の方で一人きりで座っているその姿は、明らかに周囲から浮いている。年齢が若すぎるのもあるだろうが、客が皆遠巻きに見ているのはルルーシュの容姿が際立っているからだろう。
その時、俺はかねてからの願望を叶えることに決めた。
「こんばんは。……ひとり?」*”弟”をまいてまでこんなことをするとは、全く呆れた兄さんだ。
「君、名前は?」
「……ルルーシュ。そちらは?」
「アンリだ」
声をかけた後なかば強引に隣に座り、軽く会話しながら二、三杯飲ませた。おごると申し出たのは自分だが、中々のハイペースだ……、まぁいい。酔わせた方が事は進めやすくなるだろう。
「大丈夫? だいぶ顔赤いけど」
「ん……、くらくらする……」
気だるげに息を吐きながらルルーシュは肩にもたれかかってくる。
「家帰れるかい? 送っていくよ」
ま、そこが俺の職場なんだが。しかしルルーシュの返事は煮え切らない。
「それとも、帰りたくない?」
至近距離で俺を見上げる顔は紅潮していて、目は潤んでいた。その紫の目が楽しそうな半月型を描く。
「お好きなように」

 

ルルーシュの腰を抱いて向かった先はそれ用のホテル。部屋に入るやいなや、向こうから首に腕を絡めてきた。誘われるまま唇を合わせると、抵抗もなく口を開き音を立てて舌を走らせる。
「ん……、んぅ! ん、ん」
「ずいぶん積極的なんだね、溜まってるんだ」
「あ……、そう、久しぶり、だから」
「そうなんだ。でもちょっと我慢な。シャワー浴びておいで」
頭を撫でてやるとルルーシュは少し不満そうな顔をしながらも大人しく従った。その間に準備を済ませておこう。ローションやコンドームの位置を確認し、玩具の自販機が設置されていたので購入しシーツの間に隠した。そしてもう一つのお楽しみも、こちらは精密機器なのでベッドサイドのテーブルのティッシュボックスの影に隠す。
さあどんな風にしてやろうか――。
声をかければついてくるだろうことはあらかじめ予想していた。あの細い身体が誰かに嬲られたがっている様を俺は何度も目にしてきたのだ。夜な夜な部屋に響くかすかなすすり泣きと荒い呼吸。時にはモーター音と規則的な水音と、こらえ切れずに漏れる喘ぎすら何度も聞いた。ルルーシュの部屋のあらゆる所に仕掛けた暗視機能付き監視カメラはその様を克明に映し出し、学園地下にある司令部のスクリーンに赤裸々に映し出した。
初めてその秘められるべき行為を見た時は、仕掛けた当人でありながら同じ男として同情した。しかし次第に少年とは思えない色気にあてられて……、それらの映像は今や俺の大事なコレクションとなっている。
それが今にもこの手の内に! 胸は躍っていた。退屈な任務だと思っていたがまさかこんなご褒美があるとは。一人ほくそ笑んでいるとルルーシュがバスローブ姿でやってきた。湯上りで相変わらず頬は紅潮しているが、少し酔いが冷めてしまったらしくさっきよりはっきりした顔をしている。これはまずい。気が変わらないうちに行為に持ち込まなければ。
「よし、すぐに出てくるから待ってて」
バスローブから大きくのぞく首筋を撫でてやると、ルルーシュは身を震わせながら頷いた。触れた髪はまだ乾ききっていない。我慢できずに出てきてしまったのか、この分なら少し焦らした方が面白いかな……。
そんなことを考えながらも俺も急いでシャワーを済ませ、下着一枚でバスルームを出る。
戻ってくるとルルーシュはソファに座りサービスのドリンクを飲んでいた。
「早かったですね」
「そう?」
「まだ十分しか経ってないのに」
そう言ってくすくす笑うルルーシュの目はまたとろんとしてきている。
「もう酒はやめなさい、ほらおいで」
隣に座って、その細い身体を抱えて膝の上に乗せる。頬を撫でてやると恥ずかしそうにしながらもまんざらではない様子だ。ふいに冷たい感触が腕に走った。
「すごいですね……」
うっとりしてルルーシュが呟く。
「なに?」
「筋肉……」
ルルーシュは陶然として俺の腕や腹をするすると触る。俺より体温の低い手がもたらす気持ちよさと興奮は、しかし彼の次の一言で霧散した。

 

「あなた軍人ですよね」
陶然とした目が策略の色に光った。
「…………そう見える? 確かに身体は鍛えてるけど、普通の会社勤めだよ」
「嘘。なんとなくだけど分かるんです。目つきとか、空気が似てる……、気がしたんですけど、まぁ違うならいいです」
楽しそうに筋を一つ一つなぞっては陶酔したようにため息をつく。人を食ったような態度のルルーシュだが、俺の正体に気づいたというわけではないようだ。……正直驚いた。普段の生活でも垣間見えていたがやはり頭はいいらしい、が、彼が監視の目に気づいたというそぶりは未だ見られていない。力関係は明らかにこちらが分がある。俺はお前の全てを知っているよ。
ローブのあわせから手を差し込んで薄い身体をまさぐる。既に起立していた乳首を刺激してやると、先程の余裕も消え失せた様子で目元を赤くする。
「ひゃ、あ……、だめ、ちゃんと、ベッドで」
それの始まりを知るやいなや、ルルーシュは俺の頭を胸に抱き、太ももに熱を持ったものを擦り付ける。
「そんなにがっつかない。ゆっくり満足いくまでしてやるよ」
膝の上の身体をそのまま持ち上げて、優しくベッドに下ろす。少し長めの黒髪がシーツに散る様は何度も映像で見てきたが、押し倒して覆いかぶさった真上からのアングルは特にそそる。しかもこれは生。思わず生唾を飲み込む。
ルルーシュが焦れたように両手を首に巻きつけてきたのでキスをしてやる。ひとしきりその小さな口を堪能する。俺の動きにいちいち反応して呻きを漏らす、なんて愛らしい。
ローブの紐を解いて脱がす。今日も黒ビキニ……。
「もう大きくしてるじゃないか、いやらしい。先っぽがひくひくして」
「あっ、だめ……」
「なにがだめだよ。触ってほしいってぴくぴくしてる」
顕わになったペニスは触られずともしっかり勃起して先走りを垂らしていた。擦ってやると声が甘く上擦る。直接耳に届く声は思った以上の破壊力だ。自分のものがふくらむのを感じたが、ふいにそこを直接刺激され衝撃が走る。
「やっぱり、おっきい……」
ルルーシュが身を起して俺の耳元で色っぽく囁いた。
「しゃぶらせて……」

 

「は、あ、すご……、こんなの、口に入りきらない」
突然のことに油断していいように転がされてしまった俺の膝の間で、黒い頭が懸命に揺れている。横からはむはむと茎を啄ばんだかと思うと、喉奥の咥えられるところまで収めてじゅぽじゅぽと頭を上下させる。手の平で付け根の袋を揉んで、先から出たものをすすって……、まさしく夢中としか言いようのないような熱中っぷりだ。
「フェラ、好きなんだな。上手だよ」
「ん、んう、んっ、おいひい……」
「やらしいなぁ」
技巧を褒められルルーシュは嬉しそうに再び口撫に没頭する。俺の目を物欲しげに見つめて先走りを飲み込む。
「く……、いくぞ、ほしいか」
俺の限界が近いと知ると雁首をぱくりと口に含んで、ちゅぱちゅぱと音を立てて尖端をすすった。その刺激にこらえ切れず、温かい口の中に思い切り吐き出してやる。
「んうっ! んー……、んっんっ」
ルルーシュはそれを全て受けとめると、ペニスから口を離して熱っぽい目で見つめながらゆっくりと飲み込んだ。
「はあ……、濃い……」
唇を舐めながらそう呟く様は明らかに愉しんでいた。

 

「ひあぁっ」
丁寧なご奉仕は俺に火を付けた。体勢を入れ替えM字に開脚させると恥ずかしそうに目を伏せながらも期待するように顔を赤くする。もうずっと張りつめている可哀想なそれを扱いてやると、瞬く間に白濁をふき出した。その間もひくひくと存在を主張する後ろに触れてやれば更に嬉しそうに啼く。
「あっ! そこっ」
「ずっと口をぱくぱくさせて、欲求不満なルルーシュ君にいいものあげるからな」
慎みのない後ろ口を指で慣らしてやりながら、シーツに隠したバイブを出して頬をぴたぴたと叩く。
「ふ、え」
「ほら、これが欲しいか」
「あ、なんで、そんなの」
「ルルーシュ君のために買ったんだよ」
ルルーシュはそれを視認すると、とろんとした目を細めてまじまじと眺めた。
「自分で咥えな」
玩具の持ち手に細い手を添えさせる。ナカを慣らしていた二本の指で入口を広げてやると、白い手が素直に卑猥な玩具を握ってぬくぬくとそれを奥へと進める。
「ふ、ああぁ! あー、っめ」
「ずぶずぶ入ってくね、いつもおもちゃ使ってしてるんだ?」
一人の深夜、グロテスクな玩具を自分で出し挿れしてよがり狂うところを何度も見た。
「うんっ、あ! あんっ! だめなの、お尻が、うずいてっ」
「可哀想に、ハメてくれる人いないんだ。恋人は?」
「ひやっ、あう、そんなの、いなぁ」
「じゃあなんでこんなにやらしい身体なんだよ、ここでいっぱい男咥えこんできたんだろ」
「あぁ……、ちがうぅ」
瞳を涙で濡らしながら首を横に振るルルーシュ。しかし自分で後孔を慰める手は止まらない。
「ひゃあん! ふあぁ、あん」
「じゃあ処女なのにおもちゃでオナニーするのか? 呆れるなぁ」
ルルーシュの経験についてはずっと興味があったのだ。一体誰がこの少年を男根を求める淫乱に育て上げたのか。
「ちがっ、あ……、まえ、好きなやつがいて、そいつと、ずっとシてた……」
「へぇ、じゃあ今は? もうその彼は抱いてくれないの?」
「も、あんな奴知ら、ない! いいから、んう、んっ、うごかして、奥犯してぇ!」
喧嘩でもして別れたのだろうか? まぁいい。今はこのお嬢様のお願いを叶えてやりますか。
「あああ! あっ、うごいて、いい、きもちい」
「入ってるとこもっとよく見せて」
動き始めた玩具に悶える身体を抱き上げて、自分の上に逆向きで跨らせる。69の体勢だ。ルルーシュは感じきって身体を支えきれずに尻だけを上げ俺の股間に突っ伏している。
「んう! はぁ、あ、ああ」
目の前には震える無機物を咥えこむはしたない穴。あまり肉の付いていない尻たぶを揉むと、指が食い込んで窄まりがより顕わになる。
「どう? 人の顔の前でバイブ咥えこんで、腰振って、いいんだろ。また可愛いちんぽからよだれ垂らして」
「ひゃあ、も、いく、またいくっ、あああっ」

 

「おねが、おねがい、あついの、ほんもの、挿れて……」
俺の胸に熱い飛沫を飛ばしたお姫様は、ぐったりと倒れこみながらもうわ言のように訴える。余韻に未だびくびくと震える身体をベッドに横たえて俺はサイドテーブルに手を伸ばした。
小さな四角い袋の端を歯で挟み、破る。目の前の少年の媚態で再び屹立したものに被せていると、もの珍しそうな二つの目が俺の手元に釘づけになっていた。
「どうかした?」
「いや……、それつけてしたことない……から」
「へ……」
お前を調教したやつは一体何者なんだ!
「彼氏にいっつも生で挿れられてたんだ」
からかうようにそう言うとルルーシュは恥ずかしそうに顔を逸らす。反った首筋が、細かく震えるのがなんともエロい。この身体を好きにしてここまで淫らにした男がうらめしいぐらいだ。
「ほら、ハジメテのゴムの感触はどうだ!」
「はあん! あっ、あ、あ!」
避妊具のぬめりも手伝ってルルーシュのそこは俺をすんなり受け入れきつく温かく包んだ。ゆっくりナカを味わうように動かすと、美味しそうに襞のひとつひとつで食い締める。そのあまりの心地よさに忘れそうになっていたが、今日はもっと大事な目的があったのだ。
「っいいぞ……。ルルーシュ君は? 俺のでも、感じるか」
「んっ、うん、きもちい! 俺のナカに、あん、はいって」
相当トんでるな。この分なら……。
俺はまたサイドテーブルに手を伸ばす。手に取ったのは準備しておいたコンパクトカメラ。今日の俺の最大の目的は、俺自身による、俺だけのための、ルルーシュ・ランペルージ主演のアダルトビデオ撮影である! ……ジャンルはハメ撮り。
目をきつくつぶり頭を振って悦楽に浸っている被写体に、俺は優しく声をかける。
「ルルーシュ君、……こっち、向いてくれる」
既に撮影開始の赤ランプは灯っている。レンズに気づかずにあんあん啼く様も見物だが、ここはやはり反応が欲しい。
「ぅあ、っ! なにとって、やめ、やめろっ!!」
ルルーシュはそれまで溶けていた瞳にレンズを捕えると、たちまち身を固くして震える腕でカメラを遮ろうとする。しかしそれを軽くあしらい更に深く侵入する。ルルーシュは抵抗が無駄だと知ると唇を噛みしめて腕で顔を隠した。身をよじり、なんとかシーツで身体を隠そうとする涙ぐましい抵抗が愛らしいのでさらに激しく突き上げてやる。
「やめろ、やめて、ひあ、いやっ、やだっ」
「大丈夫、変なことに使ったりしないから。ちょっと俺が楽しむだけだからね」
「くそ、この、変態! はん、あん!」
カメラの画面いっぱいに広がるのは、俺の律動で揺れ、あらぬ所への刺激で悶え、いやらしい啼き声を出す白い身体。目を覆う両腕をどけさせて、顔をアップで映す。目じりに光る涙も、汗も、口端から零れる唾液すらも克明に映した。
「いやぁ、あっ、あっ、やめろ、はずかし」
「そんなこと言いながらさっきよりキツいぞ。感じてんだろ!」
俺の言葉で更に後ろをひくんひくん震えさせて甘く喘ぐ。眉を下げて感じきった表情を晒す顔から、けなげに屹立した胸のピンクを映し、薄い腹に散る白濁とぴんと立ち上がったその源泉を舐めるようにファインダー越しになぞる。最後は脚を大きく広げさせて、嬉しそうにちんぽを食い締める尻穴をアップにして音が立つほど抜き差しを繰り返した。
「あ、あ、あ、あ」
俺が腰を送る度に小刻みに声を上げる。今この身体を揺さぶっているのは、思いのままに支配しているのは俺なのだ。
「ア、あぁ、そこぉっ、そこぐりぐりして……」
もう快感に負けてしまったのかルルーシュは溶けきった顔を晒し素直に声を上げるばかり。更にはレンズ越しに俺を見上げて自分の指をしゃぶりながら腰を振っておねだりを始める。
「ん……、どこがいいの」
震える肉筒全体をゆっくり擦り上げてやる。
「ふあ、あっ、そこ! ぜんりつせんっ、きもちぃのぉ」
触れるとひときわ高い声を出すしこりを見つけ、棒の先から茎全体で刺激してやると嬉しそうに頭を振ってシーツを握って悶えた。
「あぁん、そこすきっ、すきぃ! も、らめ、いっちゃ」
「撮っててあげるから、可愛くイきな」
「ひゃあっ、ああぁーーっ!」
四角い液晶の中で、ルルーシュは身体を固くこわばらせて絶頂を迎えた。びくびくと震え劣情を解放するその様は、もはや自分が被写体であることなど頭から消え去ってしまっているようだ。
「ん、ん、ん、はぁ……」
再びズームにして顔を映す。ルルーシュは後ろを犯されて得た悦びに虚ろな目をして、未だ冷めぬ熱に浸りきっていた。
「すっごくよかったよ……。ルルーシュ君は満足した?」
頬を撫でながら問いかけると、次第にその目がわずかに意志を持つ。そして少し不思議そうな色で結合部を見つめる。荒く息をつきながら、震える指でそこをなぞり、ゴムの端を何度も触った。
「どうしたの……?」
その手をどけさせて、ペニスを抜きゴムの後始末する。その間もルルーシュはそこをまじまじと見ていた。

その後のルルーシュの行動は俺の想像を軽く超えた。カメラ越しに泣きそうな目で俺を見上げ、うつぶせになり後ろを見せつけてこう言ったのだ。
「もういっかい、生で、して……。ナカに、熱いのがほしいっ……」
そのあまりの卑猥さに俺の刀身はすぐさま力を取り戻した。
「やっらしいなぁ!」
何度咥えこんでも誘うようにひくつくそこに再び侵入を果たす。
「ア、あん、ん、あつい、これぇ、これがいいの」
「そんなに生が好きなんて、どうしようもない淫乱だな!」
枕を抱えて一生懸命尻を振る姿も、正体を失くしたように強請る甘い声も、全てをカメラに収めることのできる喜び。なだらかな曲線を描く少し骨ばった身体は薄く色づいて美しく、そして卑猥だ。
「んー、あんっ、ふぁ、いい、いいよぉ」
先ほど激しい解放を迎えたためにイきやすくなったのか、ルルーシュはもはや泣きじゃくりながらずっと軽い絶頂を感じているようだった。
「彼氏に、いっつも生で挿れられて、中だしされてたんだ? こんなド淫乱になっちゃって、これからどうするの? またああいう所で男を物色するの?」
「ひ、あ、ちがう、ちがうう」
「あんな所、若い子は危ないからね、これからも俺が抱いてあげる。彼氏じゃないけど、このちんぽでもいい? おねだりしてくれたってことは、気にいってくれたんだよね?」
枕に深く顔をうずめていたルルーシュは、庇護欲をそそる弱弱しい調子で振り返った。どう振る舞えば男が落ちるのかを知っている目だ。
「あぁっ、ア! ん、いい、これも、これもおっきくてすき! だけどぉっ、も、カメラは、いやだっ」
「ああ! 大丈夫、もう撮らないからね、またシようね!」
「んー! 奥、おくまできてっ、あついの、せいえき出してぇ」
「くっ……!」
「あぁん! あっ、あっ、ナカに、でてるっ、きもちいぃ……。ずっと、これがほしかったのぉ……」

ラストシーンはそう呟くルルーシュの恍惚とした顔で締めくくられていた。
「少し放っといただけなのに、誰でも自分から誘うような淫乱になるとは思わなかったなぁ」
司令部のモニターは先ほどまで卑猥な映像を流していたとは思えないほど静まり返って、今は“餌”が自室のベッドで眠る様をリアルタイムで映している。
モニターを背にし、椅子に座っているのは俺の新しい上司――初の植民地出身のナイト・オブ・ラウンズ――、枢木スザクだった。
「く、枢木卿……。対象が卿と関係があったとは知らず……、本当に申し訳ありませ」
謝罪の言葉も言いきることは許されなかった。チャキという軽い音とともに、俺の目の前に現れたのは銃口。
「そう。だからこの処分は君が職務を逸脱し、自己の欲望を優先させたから、なんて表面上のものではないから」
卿が椅子から腰を起こし、俺の横に立つ。上官の前で視線を動かすことは許されない。真っ直ぐ前を見たままの俺を枢木卿の視線が横から焼く。
「僕は正しいことが好きなんだ。だから、これは僕の個人的な感情によるものだと言っておくよ」

卿の指が引き金にかかって……。

 
 
R2妄想でした。
ブリタニアは18歳で飲酒解禁ということで。
このモブのように大事な息子さんに手を出しちゃったやつはお父様が始末していると思います。
その前に枢木卿に死なない程度にぼこぼこにされます。全くの私怨です。
次はもっと静かでエロい大人な感じのえろが書きたいです。